今日の早川さん

11月号のSFマガジンで知りました「今日の早川さん
http://horror.g.hatena.ne.jp/COCO/
書籍化のようです。私の場合、周りに一人もハヤカワ青背を読むようなSF好きがおらず、大学入学後にSF研究会に入ろうとも思ったのですがミステリ研究会の内部研究会かつ現在一人もいないという状況で、長い間ハヤカワを読むような物好きはそんなに非常にレアなのだと思っていました。高校生のとき、札幌の地下鉄でSFマガジンを読んでいた人を一人目撃して以来、リアルでSFマガジンを買うような人は誰もいなかったのです。そのため、「今日の早川さん」のネタに共感できる自分がいることを発見するとともに、これに共感できる人間は一定数いるのだなと実感しました。よく考えれば、SFマガジンという雑誌が存在できるのはそれを買う人がいるからですので、一定数いることは間違いないのですが。
ハードSFが好きなSF者、誰かいませんかー。一度思いっきり語ってみたい。

大洗

茨城の大洗に行ってきました。昼ごはんに寿司を食べ、その後魚を鑑賞(水族館)という流れでした。知り合いの子供たち(4才半と6才の女の子)のお守的なことをしていたので、自分好みの魚をじっくり見る機会はありませんでしたが、大きな生き物たちを見るのはなかなか面白かったです。ちなみに、自分好みの魚というのは、細長いミミズみたいな砂の中から顔を出す魚や、エイです。大きなエイは子供たちは怖がっていました。エイを裏から見た光景が好きです。

羅生門

昨日、黒澤明監督の羅生門を見ました。面白かったです。「藪の中」を原作にしています。言葉を使わずに感情を語る俳優達の演技が現在の映画にはない何かを感じさせました。日本人は本来は口で言わない民族なのだろうなと、極めて武士らしい武士を見て思いました。まあ、武士を見たことはないのでなんとなくですが。白黒映画は白黒映画で味があるのですね。

習慣

日記を続けさせるコツは習慣化させることだと思っています。しかし、習慣化させるのはなかなか難しいことです。というわけで、しばらく書き続けることで習慣化したいと思います。日曜日は完全お休みにして、月曜日は大学へ行きました。誰もいなかったので音楽をかけたら結構はかどりました。

最近は、同時に四つほど研究をしています。研究をしているというよりは、研究をまとめている、に近いです。書きかけの論文が二つ、審査中の論文が一つ、基礎勉強中のが一つ、というような感じです。超伝導じゃないこともできる人になりたいので、一から基礎勉強をしているのです。

実験TA

駒場にいる学部1年生用の基礎物理学実験のTAをやることになりました。去年もやったので二回目です。今回も同じような実験ですので、二回目ということもありだいぶ勝手がわかっていて、去年よりは負担無くやれそうです。
今日は土曜日でした。自分が担当する実験の科目は事前にやったほうがよいということなので、忘れていたことを確認するという意味もこめて、少しいじってみました。研究の専門は物性理論物理なので、どれも実験TA以外では触ることのないものばかりです。オシロスコープをいじったりして、「ああこうだったなあ」と思い出していました。去年も思ったのですが、駒場の基礎実験の内容は良くできていると思います。霧箱を使って放射線を見たりしています。放射性物質から粒子が飛んでいく軌跡を目で確認できるのです。東大は教養に力を入れているなと思います。学生にとっては面倒くさい実験だとは思いますが。

近況

最近は、東京都杉並区から山手線を経由して埼玉県和光市に非常勤研究員として週に三回ほど行っています。距離的には12キロほどしかないのですが、東京の西のほうは南北に走る電車がないので一度都心に行かないといけないのです。ですので、ドアからドアまでで一時間半ほどかかります。そのうち、電車に乗っているのが1時間くらいです。というわけで、本を沢山読めるようになりました。

いまは、村上龍の「半島を出よ」を読んでいます。まだ上巻の途中ですが、面白いです。読み終わったら感想でも書こうかなと思っています。

現在の状況としては、書いている途中の論文が二本、審査中が一本で、小説よりも論文ばかり書いている日々となっています。英語の読み書きは大分慣れました。慣れは英文と対峙したときの身構えを無くします。相変わらず英語力はそんなにありませんが、身構えが減ったせいで疲れにくくなりました。