読書の秋
1491―先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見
作者: チャールズ C.マン, 布施由紀子
発売日: 2007/07
これは面白かったです。1990年代および2000年代に明らかになってきたアメリカ大陸の先住民の暮らしについて述べています。彼らは、到達当時のヨーロッパ人の生活水準に匹敵するかある面ではそれ以上の高度な社会を築き上げていました。人口も当時ヨーロッパ全体より多かったです。しかし9割以上が旧大陸の伝染病で死んでしまいました。管理していた先住民たちが激減したことで、草原は「原生林」になり、それを見て旧大陸の人たちは「先住民は昔ながらの生活をずっと続けていた」と勘違いした、そうです。特に、熱帯雨林地方にも高度な社会が築き上げられ、熱帯雨林の数割は先住民たちによる人工林であるという話が興味深いです。まだわからないことが多いようなので今後の研究の展開が知りたいと思います。
SFにおける未来史ものは、何らかの過去の歴史をふまえているはずです。人類が集団としてどのような行動を起こすかという実例が歴史なわけですから。アシモフがローマ帝国を参考にしたように。SFを書くとすれば、未来史ものというのはとても書くのが楽しい部類に入ります。しかしいままで私は歴史をほとんど知らなかったし知ろうともしていませんでした。アメリカ先住民の歴史は、ある意味孤立した植民星での話のベースとなりうる物語のような気がします。
鹿児島学会 ４日目 観光編
見たい実験のセッションがある日でした。いろいろ議論できて有益でした。すべて見終わってだいたい１５時。その後いろいろな人と話したりしているうちに１６時。鹿児島中央駅へ行き、徒歩５分の温泉銭湯に入ってきました。ここは番台がありました。初めて番台を見ました。ここは体を洗うところにある蛇口は赤と青の玉を押し下げるタイプで、いわゆる昔の銭湯にありそうなタイプでした。というか、時間が止まっていました。富士山が書かれていそうな感じでした。しかし、ここもお湯はよかったです。ほくほくしながらバスに乗り込み、鹿児島空港へ。そして飛び立ちました。初九州でしたが、とてもよかったです。南の国は食べ物もおいしいし焼酎もうまいし、よかったです。黒豚ばかりたべた四日間でした。そして白熊という名物デザートも食べられてよかったです。
鹿児島学会 ３日目 観光編
午前中に自分の発表がありました。いろいろな人が質問をたくさんしてくれて、盛況でした。よかったです。そして午後少し他の講演を見た後、３時過ぎに桜島へ向かいました。泊まっていたホテルから徒歩５分の場所から船が出てました。１０分おきに往復していました。しかも値段もバスみたいな料金でした。所要時間は約１５分。どんどん大きくなる桜島がよかったです。
入ろうと思っていた露天風呂の温泉は、桜島が噴火したせいで灰が積もり、外来客は今日は入れなそうということで、残念でした。そのことは船のターミナルの観光ガイドの方に教えていただきました。その人に代わりの温泉を教えてもらい、そこへ行きました。名前はマグマ温泉。ちょうど夕日どきで、とても景色が綺麗でした。桜島から本土に沈む夕日ですが、桜島にいると、「陸に取り囲まれている感」がとても強い事に驚きました。本土から見ると桜島は孤立した島に見えるというのにです。ちなみに、鹿児島は日没が１８時半くらいで、西なのでやはり遅かったです。
鹿児島学会 ２日目 観光編
今日は午後の途中で学会会場をあとにし、指宿温泉に行ってきました。砂蒸し風呂です。
http://www11.ocn.ne.jp/~saraku/
あいにくの雨で、傘をコンビニで買ったりしながら濡れながら行きました。電車は単線でした。乗ろうとした駅の入り口がわからずうろうろしてしまいました。ホームから入るとは思わなかったのです。砂蒸し温泉、とてもよかったです。昔砂浜で砂に埋もれて遊んだのを思い出しました。だいたい３０分くらい入っていたのですが（時間は決められていない）、汗をたくさんだしてすっきりしました。岩盤浴みたいなすっきり感です。その後入った湯船もよかったです。体が温まりました。
