中国旅行記 第一日目 後編

高速道路を走っていくと、だんだんと田舎へ変わっていった。かなり朝早く起きたというのに車窓の風景に目を奪われてほとんど起きていた。「中国来たー」という感覚が強くなっていく。

高速道路からみた橋。どこの橋かは忘れてしまった。

このあたりから高度経済成長というよりはイメージしていた中国っぽい風景に変わっていく。

そして、屯渓という街へ着く。黄山案内のガイド呉さんと合流。彼は黄山近傍の間一緒に案内してくれる。最初に老街というところへ行き、その後初中華を食べる。呉さんと初さん、日本語がぺらぺらだがときどき早口なのか聞き取れないところがある。「蛇が蛙を食べたという伝説に由来する料理です」という説明された料理があったが、これはいったい蛇なのか蛙なのか。鶏肉みたいなのが蛙で、海苔みたいに浮いているのが蛇の皮だろうと推測した。その後全員の写真を撮ってもらおうということで店員に声をかけようということになったが、そもそも呼びかけるときの「すいません」をなんて言っていいのかわからず、そうこうしているうちに初さんが来てしまった。そして初さんに写真を撮ってもらった。

ホテルは4つ星ホテルらしく、かなり良かった。5つ星だとうそ臭いが4つだと本当っぽい気がした。

老街。古い中国っぽかった。

泊まったホテル。

ホテルの窓からの景色。デジカメの性能がよくないため暗いところではカメラをどこかに置かないと手ブレでぼけてしまう。この写真は置いて撮った。友人KTとKSの最新型デジカメは余裕でブレずに撮れるのが驚いた。

この街(屯渓)へ来て驚いたのは、人の多さと交通の激しさ。山の中の高速道路を三時間もかけて行ったので、せいぜい富良野程度の小さな町に行くのかと思っていたが、初さんいわく「人口が百万しかない小さい街」だった。まず、スクーターが非常に多いことに驚かされる。自転車も多い。車道一杯にスクーターと自転車。車はほとんどクラクションを鳴らしているし、クラクションを鳴らしても動かないスクーター自転車歩行者ばかりなので、反対車線に出て追い抜く。しかも反対車線にもがんがん車が走っているので、障害物レースをしているようだった。