少しスローペース

金曜日にJournal of Physical Society of Japanに投稿してから、すこしのんびりしています。
金曜日はお昼過ぎに投稿して、あまりにも浮き足立っていたために、6時15分の家庭教師先からの電話で6時からのバイトの存在を思い出す有様。すまん、遅れる、というふうに言って、忘れてたとは言えませんでした。幸い場所が近かったので6時35分には現場に到着したのでよかったです。
土曜日も比較的のんびりしていました。今回書いた論文が速報的なものなので、それの手段に関する論文を書いていました。

今回は、いわゆるletterという種類のもので、二段組みで4枚におさめる必要がありました。かなりきつかったです。共同研究者はよりよい言い回しということで、自分の書いた英語にさらに一文足したりするので、油断するとあっという間に制限枚数を超えて大変でした。結局、引用文献のところに「その他大勢」という意味の「et al.」(えとあーる)をつけまくってのりきりました。
時差があって効率がよい、と以前書きましたが、最後の詰めの辺りでは深夜一時半くらいにメール返していました。

論文を投稿した、といっても、必ず採用される訳ではないです。もしかしたらreject(掲載不可)されるかもしれないです。だから気が抜けないのですが、もう出してしまったものは自分としては手が離れたようなものなのでどうしようもないです。

論文はプレプリントサーバーと言われるいわゆる「俺が先に書いたもんね」を主張するためのサーバーにも投稿しました。こちらは投稿すればすぐに読めるようになります。しかしアメリ東海岸時間が基準なせいなのか土日が休みということもありアメリ東海岸時間で日曜日の20時に表示されるらしいです。日本との時差は−14時間らしいので、だいたい月曜日の10時頃公開されるということになります。結構楽しみです。何が楽しみかというと、公開と同時に大学のサイトに「原著論文」のコーナーを作れるから。

次は、三月の学会までになるべく手法を洗練させて、他の物質にも応用可能であることを示すために応用例をたくさん作ります。
このテーマはかなり「当たり」だったので、夏くらいまでにこのテーマでできること全部やって、夏くらいに修士論文さっさと仕上げて、次のテーマに挑戦するための基礎勉強を始めようと思ってます。
今回のテーマはぶっちゃけ正直研究室の先輩の研究を発展させただけの代物なので、次のテーマで自分の能力の真価が問われると思います。もう次のテーマもだいたい決めました。やっているのは「ランダウスクール」出身者ばかりつまりロシア人ばかりで、日本人はほとんどやってないです。やってないのかやれてないのかわからないけれどやってみることにしています。
ランダウスクール」出身者の教科書と論文は読みづらいことこの上ないということで評判。アブリコソフとか「なんとかソフ」の物理の教科書は多分ランダウスクール出身者が書いている。と、思います。

なんだかんだいって、先生とか共同研究者が優秀なだけで、自分はたいしたことやってないなあと先生と共同研究者の仕事ぶりを見て思うのでした。